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Q: |
船舶用語について教えてください。 |
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A: |
次の用語があります。 |
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A.P.船 船齢割増保険料適用船
船齢25年以上又は15年超え25年以下の非ライナー船で貨物保険に船齢割増が(Aged Additional Premium)が付加される。 |
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Bunker 船舶用燃料油 |
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Draft 本船が水面下に没する部分の深さ |
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D/W (Dead Weight) 載貨重量トン数本船に積載しうる最大限の重量 |
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G/T (Gross Ton) 船の総トン数
船の内部の総容積を100ft=1トンとし表したもの。 |
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LOA (Length Overall) 船の全長 |
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LO/LO船 Lift-on/Lift-Off船 船上又は岸壁の荷役機器によって全ての荷役を行う船(通常の貨物船) |
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マルショップ 日本船籍でありながら日本人船員が乗っていない船(発展途上国の船員が多い) |
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National Flag その国を代表する国営船社 |
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N/T (Net Ton) 船の純トン数
貨物積込スペースを100ft=1トンとして表示。大体総トン数より3割減で税関の"トン税"算出基準となる。 |
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Or Sub(Or Substitute) 配船予定の船名が変更される可能性がある場合に用いられる船名表示方 |
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Riner 定期船 |
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RO/RO 船 Roll-on/Roll-Off船
自走、トレーラ、フォークリフト等で、全ての荷役を行う船で車両の輸送に適している。 |
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Tranper 不定期船 |
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Q: |
コンテナ輸送の用語について教えてください。 |
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A: |
主要な用語には次のようなものがあります。 |
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CFS (Container Freight Station)
船社又はその代理人が、コンテナ単位にならない貨物の受け渡し、コンテナ詰め、取り出し作業を行う施設。 |
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CFS Charge (Container Freight Station Charge)
船社又はその代理人が、コンテナ単位にならない貨物のコンテナ詰め、取り出し作業、CFS/CY間のコンテナ輸送などに対し、荷主が負担する費用。 |
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Chassis コンテナを輸送する専用トラック |
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Consolidation 混載
一つのコンテナに2種類又は2荷主以上の貨物を積み合わせること。 |
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CY (Container Yard)
船社又はその代理人がコンテナを集積し、実入り/空コンテナを受け渡しする場所。 |
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Detention Charge コンテナ留置料
荷主がコンテナの貸与を受け、フリータイム内の返却を怠った場合の課徴料金。 |
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Devanning コンテナから貨物を取り出す作業 |
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D/R (Dock Receipt)
CY/CFSにおいて、荷主から貨物を受け取った事及び貨物の状態を証する貨物受取書。在来船はM/R (Mate's Receipt)。 |
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DST (Double Stack Train)
米国で運行されているコンテナ2段積貨車。 |
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FCL (Full Container Load) コンテナ1個を満たした貨物
FCL貨物は荷主によりVanningされ直接CYに搬入されるのを原則とする。 |
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FEU (Forty Foot Equivalent Units) 40フィートコンテナ換算 |
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IPI (Interior Points Intermodal)
船社発行のThrougt B/Lで、北米太平洋岸諸港経由米国・カナダ主要都市までの輸送を行う |
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コンテナ一貫輸送サービス(船+鉄道+トラック)。 |
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LCL (Less Than Load) コンテナ1個を満たなさい小ロット貨物
港頭のCFSで船社又は代行業者により混載されることを原則とする。 |
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MLB (Mini Land Bridge)
船社発行のThrougt B/Lで、北米太平洋岸諸港経由米国東岸鉄道ターミナル間を結ぶコンテナ一貫輸送サービス。 |
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Prefix Code コンテナ容器が各々持っている標識番号
このコードと番号の組み合わせによりコンテナの戸籍が確認される。 |
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SLB (Siberia Land Bridge)
日本/ナホトカ間を海上輸送し、ナホトカからシベリア大陸横断鉄道を利用し中東、欧州を結ぶ複合一貫輸送サービス。 |
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SOC (Shipper's Owned Container) 荷主手配のコンテナバン
通常は船社手配し荷主に提供する。 |
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TEU (Twenty Foot Equivalent Units) 20フィートコンテナ換算 |
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Vanning 貨物をコンテナに詰め込む作業 |
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Q: |
コンテナの種類と積載可能ボリュームについて教えてください。 |
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A: |
主要コンテナには次のような種類があります。 |
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Dry Container 一般雑貨輸送を目的とした密閉型
コンテナで最も普及している。
最大積載M3 20Feet=27M3 40Feet=57M3 |
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Hight-Cube Container 背高コンテナ
国内では使用制限があり、輸送ルートを陸運局に申請許可が必要。
最大積載M3 40Feet=60M3 |
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Flat-Rack Container 大型貨物を対象とした屋根部分、両側面扉面のないコンテナ |
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Flat-Bed Container 大型貨物を対象とした屋根部分のないコンテナ |
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Open Top Container 嵩高貨物を対象としたコンテナ
屋根部分を開放することができて、上部からの荷役が可能。 |
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Q: |
海上輸送の用語について教えてください。 |
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A: |
主要な用語には次のようなものがあります。 |
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Abandonment 契約航海の打ち切り
戦争、内乱等緊急事態が生じた場合、運送人が運送の中止を宣言し適当と思われる地域に貨物を陸揚げしそれを持って運送契約を終了すること。 |
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Alongside
本船船積のために、トラック、艀等にり本船船側まで貨物を持ってくること。 |
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Apron
旅客又は乗組員の乗降、貨物の積卸しのために設けられている埠頭又は空港の一定場所。埠頭では岸壁と上屋との間を指す。 |
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Arrival Notice 着船通知書
荷主宛に本船到着予定日、貨物明細及び運賃を通知する書状。 |
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B/T (Berth Terms) 積揚条件の一種
船社が積地揚地の船内荷役を手配し、その費用及び危険を負担する積揚げ条件。定期船貨物はこの条件が多い。 |
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Break Bulk Cargo 通常バラ荷又は嵩高貨物のこと
最近ではコンテナ化できない貨物全般を言う場合が多い。 |
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Cargo Ready 輸出通関が完了し船積できる状態にある貨物 |
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Clean B/L
貨物が外観上良好な状態で船積され、何の適用(Remarks)も付かない船荷証券のこと。 |
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Consignee 荷受人 |
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CQD (Customary Quick Despatch 慣習的早荷役
その港の慣習的荷役方法及び荷役能力に従って出来るだけ早く荷役を行うこと。 |
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Dead Space
貨物の荷姿等に制約され、船倉内に生じた使用不可能なスペース及び船積直前に貨物がキャンセル等により不積となり発生するスペース。 |
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D/D (Direct Delivery) 貨物の積卸条件の一つ
貨物を本船から直接トラック、トレーラー、艀等に陸上輸送機材の上に卸すこと。 |
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D/O (Delivery Order) 荷渡指図書
船会社が船長(コンテナ船積の場合はCY又はCFSオペレーター)宛に記載貨物の荷渡しを指図したもので、B/L、運賃支払と引換えに荷受人に発行される書類。 |
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Demurrage 滞船料
停泊期間(Free Time)に荷役が完了せず本船をさらに滞船させた場合に荷主が船社に支払う費用。 |
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Despatch Money 早出料
荷役のための停泊期間の定めがある時、その期間満了前に荷役が完了し本船出港が可能となった場合、船主が荷主に支払う割戻金。通常Demurrage(滞船料)の半額が一般的。 |
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Endorsment B/L(船荷証券)の裏書
有価証券の権利を譲渡する目的で行う署名。 |
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ETD (Estimated Time of Departure) 本船出港予定日 |
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ETA (Estimated Time of Arrival) 本船入港予定日 |
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Feeder 支線
本船が直接寄港する幹線の主要港から別便で枝分かれした支線及び支線での輸送(Feeder Service)。 |
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Free Time 許容時間
1.許容滞船日数、滞船料の対象とならない期間
2.荷揚げ後荷渡し可能となった貨物を船社又は港が無料で保管出来る期間
3.船社が荷主のバン詰又は取出しのため無料でコンテナを貸与し得る期間 |
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FI (Free In) 積揚条件の一種
荷主が積荷の船内荷役を手配し、その費用と危険を負担する積揚げ条件 |
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FIO (Free In And Out) 積揚条件の一種
荷主が積卸しの船内荷役を手配し、その費用と危険を負担する積揚げ条件。 |
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FO (Free Out) 積揚条件の一種
船社が積荷の船内荷役を手配し、その費用と危険を負担する積揚げ条件。 |
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複合一貫輸送 船と鉄道/トラック、船と航空機等異種の輸送
手段を組合せて、単一のB/L(船荷証券)で最終仕向地まで一貫して輸送するサービス。 |
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Poul B/L
船積時貨物の荷姿、数量、その他不完全な状態があってその点が摘要(Remarks)として記載されたB/L(船荷証券)。 |
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Freight Forwarder 運送取扱人 |
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Gang 船内荷役作業員グループの単位
通常1 Gangは12人程度で編成。 |
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検量
貨物の船積又は陸揚時、その容積、重量を測定し、その証明を行う業務。我が国では港湾運送事業法として運輸大臣の登録免許事業であり、登録業者として日本海事検定協会と新日本検定協会の2社がある。 |
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検数
貨物の船積又は陸揚時その荷姿、損傷の有無、個数の検数を行い受渡しの証明を行う業務。我が国では港湾運送事業法として運輸大臣の登録免許事業であり、代表的業者として日本貨物検数協会と全日本検数協会がある。 |
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Manifest (Cargo Manifest) 積荷目録
本船毎に作成される船積貨物の明細書で、入港時入港届と共に税関提出が義務付けられている。 |
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D/R (Dock Receipt) コンテナ船積貨物受領証
船積完了後、本船責任者(通常一等航海士)が発行する船積貨物受領証。 |
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M/R (Mate's Receipt) 在来船船積貨物受領証
船積完了後、本船責任者(通常一等航海士)が発行する船積貨物受領証。 |
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Nortify Party 到着貨物通知先 |
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乙仲、Forwarding Agent 海運貨物取扱業者
荷主の委託を受け、輸出入手続及び貨物の搬出入を行う業者。 |
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オフドッグ 港頭地域から離れた位置に設置される内陸港
貨物の集配機能を有し、通関等も同時に行われるのが通例。 |
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Optional Cargo 船積時当該貨物の揚港が決定していない貨物
荷主の依頼によりOptional Stowageを条件に引受ける貨物。 |
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Optional Stowage
2港以上の揚港のうち任意の1港に揚げられるよう積み付ける。 |
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PNW (Pacific North West) 北米太平洋岸北部地域
オレゴン州以北の諸港を指し、Portland、Tacoma、Seattle、Bancouver、等が主要港。 |
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PSW (Pacific South West) 北米太平洋岸南部地域
カリフォルニア州諸港でLongbeach、Losangeles、Sanfrancisco、Oakland等が主要港。 |
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Sea And Air 海上(船)と空輸(飛行機)を継いで貨物を運ぶ複合輸送
All Airに比べ所要日数は要するが、運賃は 節減できる。 |
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Short Shipment 一部不積
輸出許可を受けた貨物の一部が船積予定船に積込まれなかったこと。 |
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S/O (Shipping Order) 船積指図書
船社が受付けた貨物を船積することを本船船長宛に指図する書面。 |
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Space Charter
複数の船社が船腹を提供しあって同一航路でサービスを行うこと |
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Stevedore 港湾運送事業法に規定する船内荷役業者 |
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Tackle To Tackle 船側受け/船側渡し
在来貨物に対する船社責任範囲をいう。 |
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Through B/L 通し船荷証券
複数の輸送人や輸送手段を利用して積地から荷卸地の海陸一貫輸送を単一でカバーする船荷証券のこと。 |
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積戻し 輸入国から到着した貨物を陸揚後輸入手続せず保税地域から第三国に向け船積すること。 |
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Transit Time 船積地から仕向地までの輸送所要日数(時間) |
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Transhipment
本船が貨物の目的地に寄港しないため、途中港で目的地に寄港する他の船に積替えること。 |
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抜港 本船が天候異変等により寄港予定港に入港せず、次の予定港に向かうこと。 |
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Q: |
海上輸送をする場合、船にはどんな種類がありますか。 |
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A: |
次の種類の船舶があります。 |
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コンテナ船 通常コンテナ専用船 |
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在来船 貨物船・鉱石船・石炭船等がある。 |
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LNG船 液化天然ガス運搬船 |
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原油船 重油等原油運搬船 |
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チップ船 製紙の原料運搬船 |
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自動車専用船 自動車運搬専用船 |
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FEEDER船 本船が寄港する主要港から指定港まで輸送する支線用運搬船。 |
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多目的船 コンテナ、重量物、長尺物、バラ荷を合せて積載出来る機能を持つ船。 |
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Q: |
海上保険の用語について教えてください。 |
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A: |
主なものに次の用語があります。 |
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Assured 被保険者
一般的には保険金を受取る権利を持つ人。 |
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Claim Notice 事故通知
損害の発生を荷主が運送人に書面にて行う事故通知。 |
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Insured Amount 保険金額 |
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Insurance Policy 保険証券 |
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Open Policy 包括予定保険証券
大量の貨物を定期的又は継続的に輸出入する場合、予定総量で包括的に保険契約した場合に発行される証券。 |
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